ホスピタリティについて

ホスピタリティとは

主人が客人(旅人)をもてなすことを意味し、ラテン語の「ホスペス」が語源といわれています。

これらを語源にしている職業には病院やホテルがあり、
人が人に対して“何かしてあげたい”という、人間が生来持っている
“心”の部分を表している言葉と言えます。

こんな話があります。

一晩泊めてほしいと扉をたたく見知らぬ旅人を
主人が無償で招き入れ、客人としてもてなす―。

自分の家に見ず知らずの人を泊めるわけですから、そのことにも勇気がいりますが、
ホスピタリティを理解するにはもう少し深く読み解く必要があります。

重要なのは無償だからと言って無碍に客人を扱わないこと。
そして、真のホスピタリティとは客人に合わせて心から、もてなすことができること。

食べ物や飲み物、寝る時の寝具もその季節に合わせて用意をすることはもちろん、
旅の状況によって今すぐに風呂を必要としているのか、
腹を空かせているのなら、先に食事がいいのか・・・。

泊める行為そのものだけでなく、それに付帯することまでも察することができること。

これらをもてなしの中で感じていき、それをして差し上げることを
自身も喜びに感じるのがホスピタリティだと考えることができるのです。

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